大御所カメラマンが亡くなった。
まだまだ求められているカメラマンだったのに、
61歳の若さで脳溢血で亡くなったそうだ。
日本人であればおそらく誰もが一度は見たことのある広告写真、広告ムービーを撮られてきた方だ。
Facebookで、たまに、私の誕生日に、おめでとうと、お言葉を頂いていた。
追悼の意を込めて、
改めて今後のカメラマン人生をしっかり見据えていきたい。
作品。
広告カメラマンは、仕事で撮った写真が代表作になりやすいので若いうちは作品の重要さをそんなに気にしないが、ザ、仕事人であっても、あと1日しか生きられないとしたら何をするかというと、仕事ではなく、自分の残したい、または大好きだった思い入れのある1枚の作品はどれなのか見返したり、限られた数時間で1枚の作品を撮りたいんじゃないかと思う。(私だったら。)
のこり30分だったら、
何も撮れない結果だとしても、数分カメラを握って、納得して死にたい。
だから、これからは、カメラのグリップを握るこの快感は、常に有り難く生きるわ。
亡きカメラマンの父も、
闘病中に、「いいなぁ、俺も撮影してぇな」という言葉を残したのを思い出した。
そうだった、、、。
毎日仕事が出来る有り難みを、少し忘れかけていた。
亡くなったカメラマンは、毎日凄い仕事をしていたと思うので、後悔されていないと思います。
けど、私は今のままで死ぬのは満足出来ないから、それを改めて再認識出来る機会を頂けたから、今のこの気持ちを忘れずにいます。
私たちに、
刺激的な完璧な仕事をたくさん見せてくれて、、、
若手広告カメラマンに刺激を与えてくれて、
広告カメラマンのやり甲斐を教えてくださり、
さらに時を超えて後世もこの世界に憧れさせる仕事をみせてくださり、
感謝しております。
突然の死は虚しいが、
日々精一杯やって、日々後悔のないようにしておけば、
余命1時間であっても後悔しないかもしれない。
毎日精一杯頑張るわ。